上記のことについて興味のない人は破棄してください。
昨年10月、11月に企業型確定拠出年金について私の意見をいろいろ書きましたが、参考になりましたでしょうか。
もうすでに私が薦めた商品に変更した人、これから変更しようと考えている人、預金のままで良いと思っている人、それぞれいろいろな考え方があります。その人その人の考え方を尊重しなければなりません。
介護保険の情報を厚生労働省(役所)に送れば(Lifeというシステム)、介護報酬をもらえるというシステムが昨年4月に発足しました。なぜこのシステムを役所はこしらえたのでしょうか。あなたが無料でフェイスブックやグーグルを使用することができるのはなぜでしょうか。これは、何も政府やGAFAが無料で慈善事業をしているのではありません。それは、あなたからの情報を盗んでいるのです。彼らは、あなたの何倍もずる賢いのです。その盗んだ情報を売却して儲けているのです。その利益は年間数百兆円です。厚生労働省のLifeについても、介護の情報を集めて介護報酬の改定の時に報酬を上げさせないツール(道具)に使用します。だから最初の2年~3年のみ報酬を出して介護業界を喜ばせているのです。
確定拠出年金やつみたてNISAについては、政府は何を考えているのかと申しますと、国は厚生年金の支払金額を少なくして不足分は個人の自己責任で積み立てたり運用して厚生年金の不足分に充てるようにしてくださいと言っていると私は思います。
私事になりますが、昨年12月14日昼の12時30分(予約の電話を入れたら前もって相手に決められた時間に)姫路の年金事務所に行きました。来年1月に私は満70才になりますので、国民年金と厚生年金がいくらもらえるか聞きに行きました。2020年に年金事務所から来ていた通知書には、私個人の掛金は2600万円余りでしたので、会社との掛金を合わせると50年間に私は5200万円(国民年金と厚生年金)を合わせて掛けたことになります。そして年金事務所の職員はパソコンの画面を見て、私にこう言いました。厚生年金については、支払いは無し、国民年金については年間102万円だとのことです。それは、70才から52年間生きてやっと自分が掛けた年金が返ってくるということです。(Impossible、不可能)
以上について言えることは、確定拠出年金やつみたてNISAを政府が薦めるのは、厚生年金や国民年金を老後の生活費の充てにしないで下さいという政府からのメッセージです。それを読み込んでこれからどうするか考えなければなりません。昨年10月11月に私からお渡しした文章をよく読んで全て自己責任で行ってください。若い人は、時間を味方につけるしか方法はありません。それは最強の武器です。高齢者は、元気な間はいつまでも働き、年金に期待し、幸運を祈ることです。
さあ今年も頑張りましょう。
最近読んだ本「GAFA nextstage スコット・ギャロウェイ著」はたいへん面白かったのでお勧めします。
2022年1月3日
理事長 笹山 周作
《追加》昨日、今現在確定拠出年金にたまっているお金はどのようにしたらよいかとの質問がありました。
①は、株価が現在高いと思っている人は、株価が下がった時に3回~4回に日数を少しずらして投資することです。②は、株価が今適正と思うなら、20回~30回に分けて毎月同一金額を投資していくことです。