老後の資金について

最近「サイコロジー・オブ・マネー」モーガン・ハウセル著ダイヤモンド社出版を読みました。福祉・医療に関係している人は、このような本を読むことは少ないと思いますので、ぜひ読んでいただければと思います。たいへん読みやすいのでたいへんおすすめです。

この中で彼がすすめるのは低コストのインデックスファンドであります。そして彼と妻が投資しているのは、米国株と海外株を組合わせたインデックスファンドに投資しています。目標額は決めずに使って残った分を投資するとのことです。友人に「何のために貯蓄しているの?家?ボート?車?」と聞かれるが、そうではない、私たちが貯蓄(投資)しているのは、予想外の出来事が起こり得る世界に対処するためなのだ。このように言っています。私としては、60歳、70歳になってからお金の心配をすることはよいことだと思えません。このモーガン・ハウセル氏も同じ考えだと思います。大金持ちにならなくとも、夜ぐっすり眠るために、将来好きなことができるために若い時から投資して時間を有効に活用することです。

日本人には、このような考え方の人がとても少ないと考えます。貯金はしますが、投資はしません。たくさんの保険に加入することはしますが、それの掛け金がいかに不必要なものが多いかを検証しません。

60歳70歳になってから、お金の心配をすることがないように時間を味方につけて毎月決まった金額を決まったファンド(手数料の安い)に投資をしていくのが、私は良い投資の方法だと思います(リスクの少ないパッシブでインデックスファンドに)。

いつも言いますが、投資は自己責任であることを忘れずに必ず行って下さい。

たいへん分かりやすく読みやすいのでぜひ一読をおすすめします。

2022年5月24日
笹山 周作